「背中脱毛した後に毛が濃くなった」という口コミを目にしたことはありませんか？
それは硬毛化という現象で、脱毛の副作用の一つです。
今回は硬毛化の原因、予防法や対処法について紹介します。
脱毛でよく聞く「硬毛化」とは？
硬毛化は、脱毛でレーザーや光を照射したことで、それまでよりも太く硬い毛が生えてくる現象のこと。
脱毛で毛の量が少なくなっていることもあって、そのような毛が生えてくると目立ってしまうのです。
レーザーや光を用いるものであれば、医療脱毛、エステ脱毛、家庭用脱毛機器のどれでも硬毛化のリスクはあります。
ちなみに、カミソリやシェーバーで毛を剃った後に、太い毛が生えてきたように感じることがありますが、それは硬毛化とは違います。
通常、毛は先端に向かって細くなっているのに、剃ったところは断面が平らになるので、太く見えてしまいます。
硬毛化が起こる原因
硬毛化の原因は、まだ解明されていません。
さまざまな説がある中で有力なのは、レーザーや光を照射したのに発毛組織を破壊できず、刺激を与えただけになり、細胞が活発化してしまうという説です。
それを踏まえると、脱毛に重要なのは、発毛組織に熱エネルギーをしっかり届けることだとわかりますね。
背中は硬毛化が起こりやすい
そもそもレーザーや光は、毛に含まれるメラニンに反応して熱エネルギーを発生させます。
毛に含まれるメラニン量が少なければ熱エネルギーは弱くなりますから、産毛などの細い毛は硬毛化しやすいのです。
背中は産毛が密集しているため、硬毛化しやすい部位といえます。他にも、顔、うなじ、肩、二の腕などが該当します。
逆にワキ、VIO、腕、足などの濃く太い毛が多い部位はレーザーや光が反応しやすいため、硬毛化しにくいといわれています。
硬毛化が起こる確率
硬毛化は、誰にでも起こりうる脱毛の副作用の一つです。
そう聞くと「キレイな肌になりたいのに毛が濃くなるなら、脱毛しないほうがいいのでは？」と思いますよね。でも、硬毛化が起こる確率は1％ほどなので、過度に心配する必要はありません。
硬毛化を予防することはできるの？
硬毛化の原因は解明されていないため、完全に予防することはできません。
ここでは、少しでもリスクを減らすためにできることを紹介します。
医療脱毛を選ぶ
ここまで、レーザーや光を照射したのに細胞が破壊されず、刺激を受けるだけだと硬毛化しやすくなると説明しました。
そもそも、「細胞の破壊」というのは医療行為ですから、医療脱毛でしか行えません。エステの光脱毛や家庭用脱毛機器では、細胞を破壊しない弱いエネルギーしか使えないないため、医療脱毛より硬毛化しやすいのです。
このことから、硬毛化のリスクを減らしたい方は、医療脱毛を選んでください。
硬毛化以外にも、永久的な脱毛効果が得られる、肌トラブルに速やかに対応してもらえるなどの面からも医療脱毛がおすすめです。
産毛に適した医療脱毛機器を使う
医療脱毛機器にはさまざまな種類があり、それぞれ得意分野を持っています。
色素が薄い産毛でも、発毛組織まで熱エネルギーを届けられる機器もあり、それらを使うことで硬毛化の軽減につながります。
クリニックを選ぶ時は、導入している医療脱毛機器を確認してみてください。
硬毛化してしまったらどうしたらいいの？
もし硬毛してしまっても、ずっとそのままということはありません。他の毛と同じように毛周期によって生え変わり、新しい毛は元の毛質に戻りますから、安心してください。
硬毛化への対処方法には、「そのまま様子をみる」「レーザー照射を続ける」「針脱毛に変更する」「脱毛機器を変える」などがあり、クリニックによって対応は違います。
フェミークリニックの取り組み
美容皮膚科 渋谷フェミークリニックでは、一旦レーザー照射をお休みし、硬毛化した毛が自然に生え変わるのを待ってレーザー照射を再開します。
引き続きレーザーを照射することも可能ですが、硬毛化した毛は意外にしぶとく、脱毛効果が低くなる傾向にあります。それよりも、元の毛質に戻ってから照射したほうが高い効果が得られるのです。
お休みする期間については、患者さまの状態をみながらになりますが、半年〜1年が目安です。
背中脱毛なら渋谷フェミークリニック！
背中は自己処理が難しいこともあって、医療脱毛で人気が高い部位の一つです。
同時に、硬毛化しやすい部位でもあるため、予防法や対処法を理解しているクリニックを選ぶことが重要です。
美容皮膚科 渋谷フェミークリニックの背中脱毛は、当院の医療脱毛機器の中で最も産毛に適しているものを使用。患者さまの肌質・毛質に合わせてレーザーを細かく調整することで、硬毛化予防と脱毛効果の両立を目指しています。
背中脱毛をしたいけれど硬毛化が心配で躊躇している方、背中脱毛のことをもっと知りたい方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
硬毛化をはじめ、考えられる肌トラブルやリスクについてご説明するとともに、患者さまの疑問や不安にも丁寧にお答えいたします。
このページの監修医師
渋谷フェミークリニック 院長 北山 英美子 東邦大学医学部卒業後、東邦大学形成外科 入局。 渋谷フェミークリニック院長に就任を経て、フェミークリニック 総院長就任 現在に至る 日本形成外科学会 所属 日本美容外科学会 所属 日本皮膚科学会 所属