サブシジョン治療の
ダウンタイムはどれくらい?

サブシジョンの
ダウンタイムとは

サブシジョンのダウンタイム(赤み・腫れ・内出血)は、皮膚の深い部分にある癒着を直接操作したことによる反応です。
この治療は、表面的なケアではなく、肌の奥深くにある原因にアプローチするため、どうしても一時的な回復期間(通常1〜2週間程度)が必要になります。
ダウンタイムを正しく理解するために、まずは「肌の中で何が行われているのか」という治療の本質について解説します。

サブシジョンの定義

サブシジョンとは、深いクレーター状のニキビ跡を改善するために行う、皮膚内部の癒着を物理的に解除する治療です。
慢性の炎症を繰り返したニキビ跡は、真皮の深い層で硬く線維化し、その部分が皮膚を内側から引き込み続けることで凹みが固定されます。サブシジョンでは、この硬い組織に専用の針を斜めから差し込み、丁寧に癒着をはがしていきます。
皮膚を引き下げていた原因そのものを取り除くため、根深いクレーターにも対応できる治療法です。

サブシジョンの目的

最大の目的は、皮膚を内側へ強く引っ張っている瘢痕(はんこん)組織を断ち切り、凹みが持ち上がる状態をつくることです。
表面からのレーザーやピーリングでは届かない深い層にアプローチできるため、他の施術では変化が乏しかったクレーターや、長年の悩みに対して有効です。
また、癒着を解除することで血流が改善し、後から行うダーマペンなどの効果も届きやすくなるため、複合治療の「土台作り」としても重要視されています。

サブシジョンの効果と期待できる結果

①ニキビ跡は固い線維が下に引っ張っています

①ニキビ跡は固い線維が下に引っ張っています

②ニキビ跡の下の固い線維を針で切ります

②ニキビ跡の下の固い線維を針で切ります

③線維が切れ、へこみが改善します

③線維が切れ、へこみが改善します

④ヒアルロン酸などを注入して再癒着を防ぎます

④ヒアルロン酸などを注入して再癒着を防ぎます

ニキビ跡の凹みは、皮膚の下で硬く癒着した組織が、表面を内側から引っ張り込むことで生じます。この「癒着」がある限り、いくら肌表面を整えても凹みはなかなか改善しません。

サブシジョンでは、専用の針を皮膚の下に通し、この癒着した線維組織を一つひとつ丁寧に剥離(切り離し)します。下に引っ張る力がなくなることで、凹んでいた皮膚が自然と持ち上がり、クレーターの段差が目立たなくなるのが最大の特徴です。

さらに、治療した部分では創傷治癒が働き、新しいコラーゲンが生成されるため、時間の経過とともに内側からふっくらとした肌へと再生が進みます。 これまでダーマペン、レーザー、ポテンツァなどでは改善が難しかった「深いクレーター」にこそ、サブシジョンの強みが発揮されます。

また、サブシジョンはニキビ跡だけでなく、以下の症状にも応用可能です。

  • 水疱瘡(水痘)の跡
  • 傷跡による凹み
  • 深く刻まれたほうれい線

「他の治療では届かなかった悩み」に対して、肌の奥から根本的にアプローチできる数少ない選択肢として、現在注目されています。

サブシジョンが
向いている人

サブシジョンは、深いニキビ跡のくぼみ(クレーター)に長く悩んでいる方に適した治療です。とくに長期間変化が見られなかった凹みは、スキンケアや浅い治療だけでは改善が難しく、皮膚の下で起きている癒着が原因となっているケースが多くあります。
サブシジョンでは、この癒着そのものを切り離すことで、凹みの改善につながりやすくなるため、根本的に治療したい方から選ばれています。

こんな方におすすめ

  • クレーター状の深いニキビ跡が長く残っている方
  • スキンケア・ピーリング・レーザーなどで十分な変化が出なかった方
  • 凹みの周囲の皮膚が硬く、引きつれたように見える方
  • 特定の部位だけ深い凹みがあり、部分的に改善したい方
  • メイクをしても凹みが影として残り、質感の差が気になる方

ニキビ跡の種類とサブシジョンの適応

クレーターの種類

ニキビ跡の凹みにはいくつかのタイプがありますが、サブシジョンが最も効果を発揮するのは、皮膚の下で組織が癒着し、引っ張られるように凹んで見えるタイプのクレーターです。
とくに代表的なのが「ローリング型」で、緩やかに波打つようなくぼみが広範囲に見られるものです。これは真皮の深い部分に硬くなった線維が張りついていることが原因で、表面からのケアでは届きません。
サブシジョンでこの癒着を直接ほぐすことで、凹みが浮き上がりやすくなります。
次に適しているのが「深いボックスカー型」です。垂直に落ち込むような凹みがあるタイプで、底の部分に硬い組織が残っている場合、その線維を切り離すことで改善が期待できます。
一方、アイスピック型のように極端に深く細い凹みは、サブシジョンだけでは十分に対応しきれないことが多く、レーザー治療やダーマペンとの組み合わせが必要になります。このように、クレーターの形によって治療の向き不向きがあるため、まずは医師による診察で適切な治療方針を見極めることが大切です。

治療を受けるべき理由

サブシジョンを特におすすめしたいのは、「どんなケアや治療を続けても凹みだけが残ってしまう」というケースです。
クレーター状のニキビ跡は、表面を整えるだけの治療では変化が出にくく、長期間悩みが解消されないという特徴があります。
なぜこの治療が必要なのか、その理由を詳しく解説します。

深い凹みに変化を出しやすいため

クレーターが長く残っている場合、皮膚の下で組織の「癒着」が強固になっており、外側からのスキンケアやレーザー照射だけでは改善が難しい状態です。 サブシジョンは、この癒着そのものを物理的に切断できるため、これまでびくともしなかった凹みに変化を与えられるのが最大の利点です。「何をしても変わらなかった」という方ほど、効果を実感しやすい傾向にあります。

他の治療で満足できなかった部分を補えるため

レーザーやダーマペンなどは主に「表皮~浅い真皮層」に作用しますが、ニキビ跡の原因がそれより「深い層」にある場合、表面を整えるだけでは十分な効果が得られません。 サブシジョンは、他の治療機器では届きにくい深部の癒着に直接アプローチできるため、これまで改善が停滞していた肌でも、再び良い変化が現れるケースが多く見られます。

凹みの改善で、肌全体の印象が大きく変わるため

ニキビ跡の凹みは、深さが数ミリであっても「影」を作り出し、肌全体の質感を粗く見せてしまいます。 逆に言えば、凹みが持ち上がり影が消えるだけで、表面がなめらかに見え、写真写りや素肌の清潔感が劇的に向上します。部分的な治療と思われがちですが、実際には顔全体の印象アップに直結する満足度の高い治療です。

併用治療との相乗効果で仕上がりが安定するため

癒着を剥離した直後は、組織の再構築が進む重要な時期です。このタイミングでヒアルロン酸注入や再生医療、レーザー治療などを組み合わせると、より均一でなめらかな肌を目指せます。 特に深い凹みが複数ある場合、単体で行うよりも併用治療を行うことで、後戻りを防ぎつつ、理想の仕上がりに近づけることができます。

サブシジョンの
治療プロセス

治療の流れと必要な回数

①事前の診察でニキビ跡の状態を確認・範囲を確認して治療範囲を決定

ニキビ跡の診察

②施術当日は洗顔後、治療範囲に合わせて表面麻酔を塗布

表面麻酔

③麻酔の効果を確認後、針で小さな穴を開け、開けた穴からカニューレを挿入し、皮膚の下で硬く癒着した組織を丁寧に切り離していきます

サブシジョン治療

ヒアルロン酸を併用する場合は、切開して生まれたスペースに少量ずつ注入し、凹みの底を整えます。処置時間はおおよそ15〜30分です。
必要な回数は、凹みの深さや数によって個人差があります。浅いものは1〜2回で落ち着くこともありますが、深いクレーターが多い場合は、複数回繰り返すことでより確実な変化を実感できます。施術間隔は通常1〜2ヶ月が目安です。

治療後のアフターケアと回復

治療後は赤み・腫れ・内出血が出ることがありますが、数日〜10日ほどで徐々に落ち着いていきます。
患部を強く触ったり圧迫したりしないようご注意ください。

当日の過ごし方

洗顔やメイクは当日から可能ですが、針を刺した部分(針穴)へのメイクは避けてください。
また、飲酒や長時間の入浴など血行が良くなる行為は、腫れや炎症を助長する可能性があるためお控えいただきます。

その後の経過

内出血が出た場合も、時間の経過とともに色が薄くなり、通常は自然に吸収されます。
肌が完全に安定するまでは、保湿と紫外線対策を徹底し、大きな刺激を与えないことが大切です。フェイシャル等の他施術をご希望の場合は、1ヶ月後から可能となります。

サブシジョンの
ダウンタイムの症状

内出血の発生

サブシジョンは皮膚の下に針を通す治療のため、どうしても内出血が生じやすくなります。
施術直後は赤紫色の斑点のように現れますが、これは血液が体内で吸収されていく過程で徐々に黄色へと変化し、通常1〜2週間ほどで自然に薄くなっていきます。 範囲が広いと目立つこともありますが、経過としては一般的な反応ですのでご安心ください。

腫れと赤み

施術当日は、赤みや腫れが比較的出やすい状態と言えます。
特に広範囲を治療した場合は強く腫れることもありますが、2〜3日をピークに引いていき、1週間前後でほとんど目立たなくなるでしょう。
もし腫れが気になるようでしたら、患部をやさしく冷やしてみてください。

痛みや違和感

麻酔が切れた後、鈍い痛みや軽いヒリつきを感じることもありますが、強い痛みが長引くことは稀です。通常は数日で落ち着くでしょう。
また、触れると違和感を覚えるケースも見られますが、炎症や内出血が引くにつれて自然に和らいでいきます。
もし日常生活に支障が出るほどの強い痛みがある場合は、我慢せずに早めに医師へご相談ください。

顔の動かしにくさ

内出血や腫れが強い時期は、笑ったり口を動かした際に「皮膚が引っ張られる感じ」や動かしづらさを覚えることがあるかもしれません。 しかし、これは皮膚の内部で処置を行ったことによる一時的な影響です。
腫れが落ち着くにつれて徐々に気にならなくなり、数日〜1週間程度で自然に解消しますのでご安心ください。

ダウンタイムの
経過と期間

施術直後の状態

施術直後は、サブシジョンで皮下組織にアプローチした影響から赤み・腫れ・軽い出血や内出血が現れることがあります。多くの方が、麻酔の効果で痛みはほとんど感じませんが、麻酔が切れてくると軽い鈍痛やヒリつきを自覚することがあります。腫れは特に当日が最も強く出やすく、数時間のうちに徐々に落ち着いていくケースが一般的です。患部はデリケートな状態のため、当日はメイクを避け、清潔を保つことが大切です。

1週間後の変化

1週間ほど経つと腫れはかなり落ち着き、赤みも引いてきます。この時期、内出血が最も目立つことがあり、色が紫から黄色へと変化していきますが、これは体が回復していく過程での自然な変化のため心配はいりません。
針穴の赤みが残ることもありますが、徐々に目立ちにくくなっていきます。軽いメイクは可能ですが、強い摩擦は回復の妨げになるため、やさしく触れる程度にしましょう。

1ヶ月後の経過

術後1ヶ月で内出血や赤みはほぼ消失し、ダウンタイムは終了となります。この時期から、サブシジョン特有の効果が現れ始めます。剥離した部分で組織の修復・形成が進み、凹みが徐々に持ち上がってくるのが特徴です。
また、創傷治癒の過程でコラーゲン生成が促されるため、肌のハリや質感の改善を感じる方も少なくありません。ここから数ヶ月かけて、さらに症状が改善していきます。

半年後の状態

半年ほど経つと、治療によって促されたコラーゲン生成が十分に進み、サブシジョンの最終的な仕上がりが定着してきます。
深いクレーターの場合、直後よりもこの時期に最も大きな変化を実感されるケースが多く、時間をかけて徐々に凹みが改善されたことをはっきりと確認できます。
また、さらなる改善を目指すために、追加治療や併用施術を検討するのに最適なタイミングでもあります。
より高い完成度を求める方は、この段階で今後の治療方針を相談するのが一般的です。

ダウンタイム中の
過ごし方

施術後のダウンタイム期間は、治療効果を最大限に引き出し、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。適切な生活習慣と正しいケアを行うことで、内出血や腫れの早期回復が見込めます。ここでは、術後の注意点と推奨される過ごし方について具体的に解説します。

生活習慣の見直し

生活習慣の見直し

施術後の肌はとてもデリケートな状態です。飲酒・サウナ・激しい運動など、血行が急激に良くなる行為は、内出血や腫れを悪化させる可能性があるため控えてください。 早く回復するためにも、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、体を休めることが大切です。

アフターケアの重要性

アフターケアの重要性

サブシジョン後の肌は、普段よりも刺激に敏感になっています。赤みや腫れがスムーズに引くかどうかは、ご自宅でのケアに大きく左右されます。まず、処方された外用薬は指示通りに使用し、洗顔はできるだけ優しく行ってください。ゴシゴシ擦るような摩擦は、回復の遅れにつながります。
また、紫外線は「炎症後色素沈着(シミ)」の原因になりやすいため、外出時は日焼け止めを丁寧に塗り、直射日光を避けるよう意識しましょう。
乾燥も大敵ですので、保湿は念入りに行ってください。肌の潤いを保つことで、最終的な仕上がりもより綺麗になります。
もし経過に不安を感じる時は、我慢せず早めにご相談ください。適切なアドバイスや処置を受けることで、安心してダウンタイムを過ごしていただけます。

サブシジョン治療の
注意点

サブシジョンはニキビ跡に対して高い効果が期待できる治療ですが、皮膚の下で処置を行う医療行為である以上、一定の副作用やリスクを伴います。
安心して治療に臨んでいただくために、事前に知っておくべき起こりうる反応や、リスクを最小限に抑えるための対策、そして適切な治療計画を立てるためのカウンセリングについて詳しく解説します。

考えられる副作用

考えられる副作用

サブシジョンは皮膚の下に針を入れて行う治療のため、どうしても一定の反応が生じることがあります。 代表的な症状としては、腫れ・内出血・赤み・むくみ・鈍痛などが挙げられますが、内出血は1〜2週間、針跡は数日ほどで落ち着くのが一般的です。
また、治療直後は一時的に凹凸が見られることもありますが、多くは自然に馴染んでいきます。 もし症状が強く続く場合や、心配な点があるときは、早めにご相談ください。

リスクを軽減する方法

リスクを軽減する方法

治療後の肌は非常にデリケートになっているため、腫れや内出血を抑えるには適切なアフターケアが欠かせません。 当日の洗顔は避け、翌日以降もこすらないよう優しく扱うとともに、丁寧な保湿と紫外線対策を徹底しましょう。
また、サウナ・激しい運動・飲酒といった血行を促進する行為は、内出血を悪化させる原因となります。治療後1週間は控えていただくと経過が安定しやすくなります。
なお、治療間隔を詰めすぎると肌への負担が増してしまうため、医師の案内するスケジュールに沿って進めるのが安心です。

カウンセリングの重要性

カウンセリングの重要性

サブシジョンは、ニキビ跡の状態や癒着の程度を見極めたうえで治療を行う必要があります。そのため、事前のカウンセリングで状態を正確に把握することがとても重要になります。
クレーターの種類、肌質、治療歴などを細かく確認し、適切な治療内容や回数をご提案します。治療の特性上、個人差が出やすいため、不安な点や疑問があれば遠慮なくご相談ください。事前に正しい情報を共有することで、安全性を高め、仕上がりにも良い影響が期待できます。

効果的な併用療法の紹介

サブシジョンで皮下の癒着を解消しても、肌表面の質感や細かな凹凸まで整えるには、追加の治療を組み合わせるほうがより効果的です。
凹みの深さや範囲、皮膚の状態はお一人おひとり異なるため、症状に合わせて適切な併用療法を選ぶことが重要になります。
ここでは、サブシジョンと併用することで改善効果が高まりやすい主な治療をご紹介します。

アブレージョン

アブレージョン

アブレージョン(CO₂レーザーによる表面削皮)は、サブシジョン後に残る段差やザラつきを整えたい方に適した治療です。
皮膚表面を薄く削ることで凹凸の「縁」がなめらかになり、クレーターを全体として目立ちにくくします。

✓こんな方におすすめ

  • 表面の段差を整えたい
  • 深いクレーターの境目が気になる
  • 全体の質感を均一にしたい

ダーマペン

ダーマペン

ダーマペンは、微細な針で肌に刺激を与え、コラーゲン生成を促す治療です。サブシジョンで凹みの原因を取り除いたあとに行うと、真皮の再生が進み、ハリの回復や毛穴改善に役立ちます。
フェミークリニックでは最新型のダーマペン4を使用しており、針の精度が高く、より効率よく有効成分を浸透させることが可能です。サブシジョン後の肌再生を後押しし、凹みによる影が軽減されやすくなります。

✓こんな方におすすめ

  • クレーターと同時に肌質も整えたい
  • 毛穴の開き・黒ずみが気になる
  • ダウンタイムを比較的抑えたい

サブシジョンの
よくあるご質問

Q
サブシジョンの治療中の痛みはありますか。
Q
サブシジョンの治療後、どのくらい痛みは続きますか。
Q
効果が現れるまでの期間を教えてください。
総院長兼、渋谷院院長 北山英美子

記事監修
フェミークリニック
総院長兼、渋谷院院長 北山英美子

【経歴】
1999年 3月 東邦大学 医学部 卒業
1999年 4月 東邦大学 形成外科 入局
2003年 5月 渋谷フェミークリニック 院長就任
2006年 2月 フェミークリニック 総院長就任
2026年 4月 渋谷フェミークリニック 院長就任
日本美容外科学会(JSAS) 所属
日本形成外科学会 所属
日本皮膚科学会 所属

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